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『それでもボクはやってない』を観た。 

ボクを本当に裁けるのは、僕だけなのだ。

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『それでもボクはやってない』を、観てきました。

劇場は、久々の『TOHOシネマズなんば』。しかし、3月に入って初レビューです。

実は、2月の中旬からナナ何と、ついに花粉症になってしまった様なのです。

しかも達也の場合、鼻とか目とかではなく、頭がボーなのです。

ボケがきたわけではありませんので、くれぐれも!!

しかし、アレルギー反応が出た訳ではないので、確定したわけではありませんよね。

一度、医者で正確に調べてもらはねば・・・。

さてさて、肝心の映画ですが、結構良かったのだ、コレが。

当初予定していなかったのですが、いろんな人のレビューを観たり、

『硫黄島』『スクラップへブン』『ハチクロ』・・・と、加瀬亮の出演作を観るうちに、

チョッと頼りなくも親しめる彼のキャラが面白く、結構演技も良い感じなので、

ふらりと『それボク』へ行って参りました。

監督は『周防正行』。  

何と、大ヒット作『Shsll we ダンス?』からこの映画が11年振りのメガホン。

徹平の弁護士には周防映画の常連『役所広司』、息子を信じる母を『もたいまさこ』。

そして、一緒に戦う親友を『山本耕史』が好演している。

待ちに待った周防監督だけあって、本格的な法廷劇と、日本の刑事裁判のあり方に

真っ向から挑んだ中々の意欲作だった。   人気blogランキングへ

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物語は、就活中のフリーター金子徹平(加瀬亮)が、面接に向かう列車から降りた途端に、

一人の女子中学生に腕をつかまれ、痴漢の犯人として現行犯逮捕されて

しまうことから始まる。それは、誰にでも起こりうる悲劇。

しかし、加瀬亮の視線を通じて見せられる警察の取調べ、否認、

そして拘留へのプロセスは、笑い事では済まされない。

そう言えばテレビで観たような・・・、しかし、我が身にそれが起きたとしたら、

加瀬亮演じる徹平同様、刑事の半分脅しの尋問に抗する術も無く、

やってませんと言うのが精一杯なのだろう。だが、それでは徹平同様冤罪のまま、

手錠をかけられて拘留され、仕事を持つ身の社会人であれば、泣く泣く

やってもいない罪を、認めて示談金を払ってしまうのかもしれない・・・。

そして、そこに冤罪と言う別の恐怖が生まれるのだ。

この映画には、派手な演出も、過剰な演技も何も無い。ただ、淡々と

ドキュメンタリーに物語が進行し、それがリアリティーとなって観客に真っ直ぐに届く。

だからこそ、『十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜(ムコ)を罰するなかれ』と言う台詞や、

ラストカットに被る『どうか私(たち)を、あなたたち自身が裁いて欲しいと思うやり方で

裁いてください』という言葉が活きてくる。

新証人の登場や再現ビデオでの発見で二転三転させる法廷劇も見モノだが、

小細工を弄さずに日本の刑事裁判を真っ向から描いた周防監督の心意気に、

拍手なのだ。

それにしても、これはケッコウ良いかも、そんな風に軽い気持ちで観にいった映画が、

予想以上に良かった事に嬉しかったり驚いたり。それもまた、映画の魅力。

だから、映画は止められないね。

そう言えば、元プロボクサーの冤罪を主張する元裁判官のニュースが、

最近テレビを賑わせております。

これもこの映画の追い風になると良いのですが。

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