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『東京タワー』を試写会で観る。 

    嘘の無い映画に、ありがとうね。
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン (出演 オダギリジョー) /

大阪フェスティバルホールに併設された、『リサイタルホール』で観てきました。

会場は8割以上がオダジョーのファンと思しき若い女性達。

そしてチラホラ、大阪のオカンとオトンの姿も・・・。

スクリーンがワイドに開いて試写が始まると、いきなりオダジョーのナレーションから

映画は始まります。 

今回オダジョーがこだわったと言うナレーションは、中々いい感じであります。

まだ幼いボク(オダギリジョー)が、オカン(内田哉子)とオトン(小林薫)と

小倉で暮らしている少年時代を回想するシークエンスで、いきなり笑わせてくれます。

この映画は、もちろん涙無くしては観れないのですが、いい感じのツボで

結構笑わせてくれるのです。だから、より一層後半のオカンとの永久の別れが

切なさを増して迫ってきます。当然、観客のほとんどは原作を読んでいるか、

テレビ版『東京タワー』を観ている筈。となれば、冒頭からいきなりハンカチ片手に

じっとスクリーンを潤んだ瞳で見つめる事になるわけです。が、しかし。

この映画版は、単に泣かせてやろうか、という意図はあまり感じられませんでした。

本来なら、ここでもう一押し、オカンがミズエに宛てた手紙の朗読シーンがあれば、

涙腺決壊確実!と、わかっていても、あえてそれはしませんし、オダジョーも、

つとめて自然で嘘の無い演技で淡々と魅せてくれるのです。人気blogランキングへ

そして、オカンの樹木希林、オトンの小林薫の恐るべき演技力が、この映画に

リアリティを見事に付加しているのです。
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そして最近、抑制の効いた演技が光るオダジョーの静かなオーラがグッと

伝わってくるようで、ぐいっとスクリーンに引き込まれていきます。

取り立てて泣かせる山場を作っている訳でもなく、劇的なシーンが続くわけでも

ありません。オカンとオトン、そして情けなくだらしないボクとオカンの日常が

ユックリ柔らかく流れてゆきます。そして、そこに、この映画の誠実さとリアリティが

有る様に思えるのです。ラスト近く、オカンの命の灯火が消えようとするころには、

スクリーンをまともに観る事すら不可能なほど涙腺が弛緩してくる訳なのです。

また、音楽も素晴らしく、上田禎のストリングスが胸に切なく迫り、

ラストの福山雅治の『東京にもあったんだ』で、とどめを刺されます。

間違い無く、全てのバカ息子は涙するでしょう。

達也も、『涙そうそう』の100倍泣けましたから。

『ボクの為に人生を生きてくれた人』と言うボクのナレーション。

余命幾ばくも無いオカンが『味噌汁あるけん、温めて食べンしゃい』と言い、

ボクが『オカン、なにを言う・・・』と言うシーン。

そして映画のポスターにもある、オカンの手を繋いで横断歩道を渡るシーンは、

何でもないけど、何度も泣けた!

キョンキョンや柄本明、仲村トオル、宮崎あおいのカメオ出演も見逃せません。

親子リレー競演の内田哉子も若い日のオカンを好演しています。

原作に忠実で、ゆっくり、じわりとくる映画です。

さて、14日からのロードショーで、も一回泣きますか。

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