『アカデミー賞』戦線異状アリ。
硫黄島は、燃えているか?
![]() | 20世紀フォックス アカデミー賞受賞作コレクション ウォルター・ピジョン (2006/02/10) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン この商品の詳細を見る |
いやー、熱い。熱いっす。えっ、暖冬のことかって?
いえいえ、アカデミー賞レースのことですよっ。
アメリカでは、クリントの『硫黄島からの手紙』の下馬評が高く、12月20日から
NY.LA.SFの3大都市で先行ロードショーが始まっており、先行した『父親達の星条旗』を
上回る人気を博している。既にゴールデングローブ賞にもノミネートされ、
3度目のオスカーを射程距離に入れる勢なのだ。
しかし、3度目と言うと気になるのが『デパーテッド』。
この映画で3度目の組み合わせとなる「マーティン・スコセッシ」と「ディカプリオ」の
コンビが、『ギャング・オブ・ニューヨーク』『アビエイター』に続いてこれまた
3度目の正直とばかりオスカーに急接近している。 ブログランキング
思い返せば2年前のアカデミーも、ほぼ確実かと言われた『アビエイター』を、
クリスマスから公開したクリントの『ミリオンダラー・ベイビー』が、
着陸寸前に撃墜 ! 見事2度目のアカデミーを獲得したのは記憶に新しいことだ。
クリントの『硫黄島からの手紙』にエールを送る達也としては、ここへ来て
『ディパーテッド』の存在が気になる。

だが『硫黄島からの手紙』は、のらねこさんの『呑んで観るシネマ』のレビューで
書かれているように、アメリカでの評価がかなりいいようだ。 人気blogランキングへ
今もイラク、アフガンに兵を送って継戦中であり、9.11以降戦う事の無意味さを
肌で感じつつあるアメリカ人にとって、無視できないテーマだからであろう。
クリントのしたためた硫黄島からの手紙は、確実に届いているのだ。
1つのテーマを双方の視点から描くと言う、画期的なスタイルにチャレンジしたこの映画を、
アカデミー賞が正当な評価を下してくれることを、切に願っております。
間違っても、外国語映画賞部門などでお茶を濁さないで頂きたい !
しかし、『硫黄島』に迫る『ディパーテッド(=死者達)』は、香港ノワールの傑作
『インファナル・アフェア』のリメイクとあって、その影は不気味でもある。
そこで、敵情偵察とばかり、先行試写会にてシッカリと確認してまいりました。
と、言うわけで次回のレビューは、
マーティン・スコセッシ監督とデカプリオの『ディパーテッド』。
乞うご期待なのだ !
![]() | インファナル・アフェア アンディ・ラウ (2006/07/19) ポニーキャニオン この商品の詳細を見る |
ブログランキング

FC2 Blog Ranking ← 応援ヨロシク!

- [2006/12/28 17:05]
- 映画賞 |
- Trackbacks(1) |
- Comments(4)
- Permanent URL |
- TOP ▲
Comments
こんばんは
今年のオスカーレースは「バベル」vs「ディパーテッド」vs「硫黄島」かなあという気がしますね。
作品賞は「バベル」の下馬評が高そうです。
イーストウッドとスコセッシが監督賞で競りそうですが、イーストウッドは二本で評が割れそうな気もします。
スコセッシの方も、エリア・カザンの復権に手を貸した事を絶対に許さないというアカデミー会員も多いらしく、微妙なところですね。
ノラネコさん、来年もヨロシクです。
ノラネコさん、いつも貴重なコメアリガトウございます。
そうですよね、『バベル』がありました。
ゴールデングローブでも健闘しているみたいですよね。
ノラネコさんは、もう見られたのでしょうか。
また、素晴らしいレビューをお願いします。
> エリア・カザンの復権に手を貸した事
レッド・パージの時の密告の件ですよね。
3度目の正直で、とらせたい気もしますが、
今回のクリントはチョッと特別。
これからの映画界の為にも是非とって欲しいのです。
のらねこさん、今年はコメ・トラバともに
お世話になりました。
来年もどうぞヨロシクです。
来年も・・・
こんばんは。
今年は大変お世話になりました。
来年も宜しくお願いします。
>『硫黄島からの手紙』アメリカでの評価がかなりいいようだ
ニュースでも、そのように言われていました。
沢山の人に見てもらいたい映画ですよね。
今年はコメント、tbありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。
かっぱさん、今年もヨロシク。
かっぱさん、
あけましてオメデトです。
今年も達也と2つのブログを
ヨロシクです。
Trackbacks
Trackbacks URL
http://amon1610.blog51.fc2.com/tb.php/26-3b6b2a56
硫黄島からの手紙 / アメリカの目線
サンフランシスコの、エンバカデロセンターシネマという小さなアートシアターで、「硫黄島からの手紙」を再鑑賞。一本の映画を二度観るのは、今年初めてである。最初の記事はこちら。劇場はほぼ満席。映画の性
- | HOME |
Comment Post